モンテカルロ法による炉物理計算用ワークステーション例

■こちらは、2020年6月8日に投稿された記事のため、情報の内容が古い可能性があります。

お客さまより、モンテカルロ法による 原子炉燃料集合体を模擬した 全炉心計算用のワークステーションのご相談をいただきました。

NEAデータバンクのコンピュータプログラム SCALEORIGEN、および ロスアラモス国立研究所のMCNP、そして PHITS (Particle and Heavy Ion Transport code System)コードを、使用ソフトウェアとして挙げていただき、その要件を満たした構成にて、以下のワークステーションをご提案しました。

【主な仕様】

CPU Xeon Platinum 8260 (2.40GHz 24コア) x 2 (合計48コア)
メモリ 96GB (16GB x 6) ECC REG
ストレージ システム:SSD 1TB (S-ATA) / データ:HDD 1TB x 2 RAID1 (S-ATA)
ビデオ AMD Radeon R5 230
ネットワーク GigabitLANx2 (1000Base-T)
筐体+電源 タワー筐体 (幅178 x 高さ452 x 奥行647 mm) + 1200W
OS Ubuntu 18.04
その他 MegaRAID (ハードウェアRAIDカード) / 追加冷却ファン / 「あんしん+」 3年保証

ストレージに関してはシステム用のSSD+データ用のHDDの構成とし、データ領域はミラーリング (RAID1) となります。ディスプレイ出力は、GUIでの操作もある程度快適なものとするためにビデオカードを搭載する形としました。

なお本構成は1000Base-Tのみ対応となり、10/100Base-Tには対応しておりませんので、その点ご注意ください。