【サポート事例】TUF X299 MARK 2 BIOSバージョンによる不具合ご報告

■こちらは、2020年4月20日に投稿された記事のため、情報の内容が古い可能性があります。

ASUS TUF X299 MARK 2 構成にて、BIOSバージョンによる不具合事例がございましたので、ご報告いたします。

発生した不具合

ASUS TUF X299 MARK 2 構成にて、Linux (Ubuntu 18.04.3)のカーネルのデフォルト5.0.0-23では動作に問題ないが、5.3.0系列のアップデートが適用されると、PC起動後、画面表示されず、暗転したままとなってしまう。同系列が適用されたインストールディスクからの新規インストールを行う場合も暗転症状を確認。Ubuntuのリカバリーモード*より、旧バージョンで起動することは可能。

*Ubuntuリカバリーモードでの起動について

Ubuntu 18.04の場合、GUIで起動するタイミングでESCキーを押していただくことでGrub選択画面に移行しますので「Advanced options for Ubuntu」を選択することで、任意のカーネルバージョンもしくは、recovery modeでの起動が可能です。

原因

ASUS TUF X299 MARK 2 のBIOSバージョンの問題を確認 (対象のBIOSバージョンは 1902)。

処置

BIOSバージョンを最新の3006にアップデートすることで、問題が解消することを確認。

まとめ

本事例は画面表示に影響が発生したパターンですが、BIOSバージョンとご利用いただくソフトウェアのバージョンがかみ合わないと、ソフトウェアが正常に動作しない、計算が完走しないといった不具合に発展することもございます。OSをはじめとしたソフトウェアのバージョンアップ後、動作がおかしいといった場合はBIOSバージョンを最新版へアップデートしていただくことで解決するという場合もございますので、確認事項の一つとして、BIOSバージョンが古くないか、という点を確認していただくとよろしいかもしれません。

この記事を書いた人 : 技術部 國分
この記事を書いた日 : 2020.4.18