【特集記事】地震研究・地質研究に関連する人気商品のご紹介

現代社会の暮らしを支える地震研究と地質研究

2023年は、関東大震災から100年の節目の年です。この災害は東京を中心に大きな被害をもたらし、都市計画と防災対策に変革を導きました。この出来事は地震研究と対策が、地震大国である日本において不可欠なテーマであることも示しています。

また地震研究に関連する地質研究は地球の構造や変化を研究することで、地球上の資源やエネルギーに関する知見を得ることができます。地球上のエネルギー資源の利用方法や、地球温暖化に関する問題に対する解決策を提供することのできる地質研究は、現代の世界的課題である「カーボンニュートラル」への挑戦とも密接に関係しています。

ユニポスで人気の地震・地質研究に関連した製品

現代社会の維持と発展において、地震研究と地質研究は極めて重要です。
ユニポスでも地震・地質研究に関連した製品を多数お取り扱いしております。その中でも特に代表的なものを集めましたので、ぜひご覧ください。

SmartSolo | 世界初 スマート 地震 センサ

困難な環境でも自律的に動作する信頼性の高い小型のジオフォン(高感度受振器、地震計) DT-SOLO をコアとしたスマート地震センサ。

SmartSoloは、モバイルインターネット時代の成熟した高信頼性と低消費電力の技術を最大限に活用し、機能や構造を可能な限りシンプルに保ちながらも、精度の高い地震データを記録する機能が備わっています。

主な用途
– 地震動の観測・計測 / リアルタイム検知
– 地震予知の研究 / 地震前兆現象検知
– 地盤 liquefaction の検知
– 建物の耐震診断 / モニタリング
– インフラの地震モニタリング / 緊急点検

事例:中国地震局地球物理研究所
中国四川省での断層帯研究において、SmartSolo Scientificの短周期地震データ収集システムが、微小地震活動、断層形態、および断層帯の深層構造の研究に利用されました。
事例:アメリカ地質調査所
アメリカ南カリフォルニアで発生した7.1マグニチュードの地震の余震モニタリングにSmartSolo Scientificの地震データ収集システムが活用されました。
事例:Terrex Seismic

オーストラリアのTerrex Seismicは、SmartSolo Scientific Seismicデータ収集システムを使用して4つの石油・ガスエネルギー探査プロジェクトを効率的に完了しました。

Terrex Seismic: 3D Seismic Data Acquisition using SmartSolo

 

REFLEXW | GPR 処理 解釈 ソフトウェア

地中レーダ (GPR – Ground Penetrating Radar) の反射信号処理を行うことにより、2D・3D解釈のためのGPR断面を得ることができるソフトウェアです。 土木、地質、考古学、雪氷学、地震学などの分野で活用されています。

主な用途
– 地下構造の視覚化とマッピング
– 地下水の探査とモニタリング
– 地質層の識別と厚みの計測
– 人工構造物の探査 (例: パイプライン)
– 遺跡や墓地の非破壊探査

 

The Geochemist’s Workbench | 地球化学 モデリング ソフトウェア

1991年のリリース以来、環境化学、水理地質学、地球微生物学、原子力、地熱エネルギーなどの幅広い分野、66ヶ国で3350名以上の研究者に利用されている地球化学モデリングソフトウェア。

明快なユーザーインターフェース、完全に統合された図式、高度に最適化されたアルゴリズム、優れたソフトウェアアーキテクチャにより、地球化学研究における小~大規模までの幅広い課題を処理します。

主な用途
– 資源開発における鉱物資源の存在量予測
– 環境影響評価のための汚染物質の移動シミュレーション
– 気候変動が土壌プロセスに及ぼす影響の評価
– 反応-輸送モデルを用いた生物地球化学過程の解明
– 数値シミュレーションによる地球科学プロセスの定量的解析

 

Source Clays / Special Clays | 粘土鉱物標準試料

米国粘土鉱物学会 (The Clay Minerals Society)より提供されている、粘土鉱物標準試料。
鉱物学、結晶学、地質学、地球化学、堆積学、土壌科学、農学、物理化学、コロイド化学、セラミックス、石油工学、鋳造工学、土壌力学などの分野において 一定の実験結果が得られるよう、条件が整えられています。
長年に渡りデータを比較することができるよう調整された粘土試料Source Claysと、希少な粘土試料Special Claysの2種類が用意されており、 それぞれに様々な種類や産出地の粘土がラインアップされています。

 

GMS (Groundwater Modeling System) | 地下水 モデリング ソフトウェア

「GMS」は、地下水の流れや物質輸送の3D化、地下シミュレーションが可能な地下水データのモデル化ソリューションです。

ポイント、円弧、ポリゴンなど一般的なGISオブジェクトを使用し、ハイレベルな地下水データの概念モデルを構築することができます。また、ラスター画像、地形図・標高データ、ベクターファイルなどのインポートを行うことができるのも特長です。

事例:サクラメント地域地下水モデル

カリフォルニアのローズビル市は、北カリフォルニア地域の地下水資源懸念に対処するため、帯水層貯留回収 (ASR) プログラムの実施可能性を評価し、信頼性高く費用対効果の高い水供給戦略を開発しました。
AquaveoはGMSを使ってMODFLOW地下水モデルを開発し、Arc Hydro Groundwaterツールおよびジオプロセッシングツールを使用してArcGISでのデータ整理と可視化を行いました。さらに、2次元陸上流モデル (GSSHA) を開発し、プロジェクトを成功させました。

 

SMS (Surface-water Modeling System) | 沿岸や河川向け 地表水 モデリング ソフトウェア

「SMS」は、地表水データのモデル化ソリューションです。

ポイント、円弧、ポリゴンなど一般的なGISオブジェクトを使用し、ハイレベルな地表水データの概念モデルを構築することができます。また、地形図、航空写真、標高・水深データ、GISデータなどのインポートを行うことができるのも特長です。

世界各国の政府機関、エンジニア、プランナーが洪水・嵐・波浪予測・沿岸における循環などのモデリングにSMSを利用しています。

事例:コンプトン・クリークとドミンゲス水路の洪水軽減調査

ロサンゼルス郡洪水制御地区の調査により、コンプトン・クリークとドミンゲス水路の一部の堤防が水理学的欠陥のために認定できないことが判明しました。群は、水路の水理容量を拡大するのではなく、流域全体での洪水軽減プロジェクトを検討するため、ウィルダン・エンジニアリングを中心とするコンサルティング・チームと契約。
Aquaveo社は水文・水理解析を担当し、各流域の水文モデルを構築し、現在の年率1パーセント流量を特定しました。雨水は郡の竣工図面から得た流路・雨水排水路情報を使用して流域全体に流され、流路のピーク流量の減少に貢献しました。

まとめ

日本では地震研究と地質研究が現代社会の安全と持続可能性に不可欠な役割を果たしています。
ユニポスでは、地震研究や地質研究のトレンドに合わせて世界中からハードウェア・ソフトウェアを調達し、お客様のビジネスや研究における成功をサポートいたします。ユニポスWEBサイトに掲載のない商品も喜んでお調べしますので、お気軽にご相談ください。