GISデータ処理アプリケーション 「Global Mapper」の 最新バージョン 22 が正式リリースされました

■こちらは、2020年9月30日に投稿された記事のため、情報の内容が古い可能性があります。

Blue Marble Geographics社のGISデータ処理アプリケーション「Global Mapper」の最新版、バージョン22が正式にリリース。約1年ぶりのメジャーアップデートでさらに使いやすくなりました。

 

1.Global Mapperについて


Global Mapperは、地図や空間データを扱うGIS・マッピングの専門家と地図を必要とするユーザーの双方のために開発されたアプリケーションで、教育・交通・公的機関をはじめとした様々なビジネスシーンで使用されています。

1-1.Global Mapperの特長

低コストで使いやすい地理情報システム(GIS=Geographic Information System)
・データセット(Dataset Search)へのオンラインアクセスと300を超える空間データの形式をサポート
・ユーザーインターフェイスによる直感的な操作と快適な動作
データ処理に便利な編集ツール
・最先端の3D技術による空間データの視覚化と優れた分析機能
石油やガスを地図上で視覚化、また体積計算も可能
・トレーニングや技術サポート

1-2.Global Mapperのオプション

・Global Mapper LiDAR Module
Global Mapper LiDAR Module は、レーザー測量(LiDAR)の処理に特化した高度な点群処理の拡張ツール(アドオン)です。オーバーラップされた画像から3Dの点群データを作成、自動および手動の点群分類、空撮された画像からの3Dデータ処理など高度なポイントクラウド処理ツールが含まれます。LiDAR Module のご利用には、同じバージョン、かつ同一のライセンス種類のGlobal Mapperが必要です*。
*例えばGlobal MapperのUSB Dongle License を所有されているお客様が、追加でLiDAR Moduleをご希望になられば場合、LiDAR Module USB Dongle Licensesの購入が必要です。

・Global Mapper Mobile
フィールド表示とデータ収集のための iOSおよびAndroidデバイス向けの無料アプリです。

※Global Mapper MangoMap、Global Mapper SDK、LiDAR Module SDKにつきましては、別途お問い合わせください。

2.Global Mapper V22 / LiDAR Module V22のポイント

Global MapperとLiDAR Module の新しいバージョン(V22)には、様々な機能が追加されています。既存機能の更新だけでなく新しく追加された機能の中で、重要な機能を5つをピックアップしてご紹介します。

2-1.Global Mapper V22の新しい機能

 

1:3Dビューアの Eye-Dome Lighting(EDL) によりベクターデータとLiDARデータの視覚的な表示を改善
3Dビューアの表示オプションである Eye-Dome Lighting(EDL)により、 一部分のレンダリングを暗くすることでしてテクスチャの遠近感を高め、奥行きの知覚を強化します。

2:ロードされたメッシュまたはTIN(不規則三角形網)を単純化するためのツールの追加
メッシュフィーチャーの三角形の面がシーンの形状に大きく影響しない場合、それらを結合してメッシュ内の面や頂点の数を減らしサイズを単純化および縮小します。

3:レイヤーの交差を掲載するための空間操作ツール(Spatial Operations tool)
2つ以上の基準を満たす場所(重なり合うベクターデータ間)の関係を分析し、複数のフィーチャが共存する場所を特定します。

4:オーバーラップを見つけるための分析メニューオプション(Analysis menu option )
2つ以上のLiDAR、ラスター/イメージ、Terrain Layer間のオーバーラップ(パーセンテージとグラフィックスの両方)を見つけるための分析オプションです。レイヤー間のオーバーラップ率を示すレポートを作成できます。

5:デジタイザメニューの機能向上(デジタイザ機能へのアクセスがスムーズ)  
デジタイザメニューは、ベクターデータの操作に必要なすべてのツールへのアクセスを容易にします。単純なポイント、ライン、エリアフィーチャーの作成から高度な3Dメッシュ編集機能まですべてが含まれており、ワークフローの合理化にも役立ちます。

 

Top 5 New Features of Global Mapper v.22
https://blog.bluemarblegeo.com/2020/09/17/top-5-new-features-of-global-mapper-v-22/

 

上記のほか、連続データ(地形/傾斜、画像の単一バンド)の操作が可能なラスターの再分類ツール(Raster Reclassify  tool)の更新、さらに高速になった3Dレンダリング (タイル化されたオンラインのデータソースのレンダリング)  等があげられます。

 

2-2.Global Mapper LiDAR Moduleの新しい機能

 

1:Terrain Paint tool (地形ペイントツール)
地形のギャップを埋める、定義された領域内の既存の標高を上げ下げ、特定の標高を設定するなど、グリッド化された標高データセットの標高値をインタラクティブに変更可能です。「‘Fill Gaps’=ギャップを埋める」は、地形の欠けている領域を埋めるために、「 ‘Smooth Terrain – Average’=滑らかな地形-平均」は、よりきれいな地形表面を作成、そして「‘Set Terrain Height’=地形の高さ設定」で道路のシミュレーションパスを作成可能です。

2:building classification (建物の分類を改善する新しいアルゴリズム)
LaDAR Moduleの
自動機能識別および点群データ(ポイントクラウド)内の建物を識別するアルゴリズムの更新により、任意のソースからの点群データを操作する際、より正確に建物のデータを反映することができます。

3:3D形状の単純化による建物の抽出の改善
ベクトル化アルゴリズムの大幅な改善により、オブジェクトの建物の輪郭がより正確になりました。

4:Pixels to Pointsプロセスを使用する際のプロセスサマリレポートの生成オプション
データ生成プロセスからの関連情報を簡潔に要約したHTML形式の「後処理レポート」には、入力データ、処理時間、出力データ、品質評価、および個々の出力レイヤーの視覚的表現の概要が含まれます。レポートをWebブラウザー開きPDFファイルとして保存できます。

5:2つの新しい色付けモード(LIDAR drawモード)
点群レイヤーに一意の色を適用できるColor by Source Layer と、スキャン角度の属性を使用した色分けColor by Scan Angleの二つにより、点分類/点属性の個別のレイヤーを明確に区別できます。

 

Top 5 Features of Global Mapper’s Lidar Module Version 22
https://blog.bluemarblegeo.com/2020/09/22/top-5-features-of-global-mappers-lidar-module-version-22/

 

3.Global Mapper と LiDAR Moduleの機能について

Global Mapperが備えている標準機能

・点群データ(LAS/LAZファイル)の読み取り/書き込みをサポート
・10億のポイントデータを超える作業をサポート[64bitのみ]
・点群をレンダリングするオプション
標高シェーダー、点群に埋め込まれたRGB値強度、分類、戻り番号、ポイントインデックス、ポイントソースID、最初のリターンと最後のリターンの高さの違い、計算されたNDVIまたはNDWI値によって(NIR属性が必要)
・LiDAR点群を再投影する機能
・点群をトリミングする機能
・ポイントを手動で編集または削除する機能
・TINのメソッドを使用した標高グリッドの作成

LiDAR Moduleによって追加することのできる機能

・重なり合った画像から3D点群を作成するためのPixels-to-Points Tool
・Leica PTS フォーマットのサポート
・点群データのレンダリングオプション(地上の高さ、点密度)
・ツールバーからインタラクティブにレンダリング方法を変更する機能
・ラスター画像からのワンボタンの点群の色付け  等

LiDAR Module vs. Global Mapper(メーカーページ)
https://www.bluemarblegeo.com/products/global-mapper-lidar-feature-comparison.php

 

4.ArcGISとの比較

Global Mapper と同じくGISソフトウェアとしてよく名前が挙がるもののひとつとして「ArcGIS」があります。

Blue Marble Geographics社のWEBサイトでは、GlobalMapper と ArcGIS の比較表が掲載されています。

ArcGISでは拡張により使用が可能になる機能が、GlobalMapperでは拡張の必要がなく、1つのアプリケーションで使用することができます。

 

Global Mapper vs ArcGIS
https://www.bluemarblegeo.com/products/global-mapper-arcgis.php

 

5.Global Mapper のデモ版

Global Mapper は14日間無料でお使いいただけます。

トライアル版のダウンロードは、こちら(メーカーサイト)  です。

6.Global Mapper / Lidar Module の動作環境

・Windows 8 / 10
・Windows Server 2012 / 2016 / 2019
・RAM:4GB以上
・HDD:500MB以上の空き容量

7.ライセンスとバージョンアップについて

Global Mapperは永久ライセンスです。Blue Marble Geographics社のメンテナンスとサポート(保守)には、ご購入から1年以内のメジャーリリースと技術支援へのアクセスが含まれます。保守をご希望の場合は、1年毎の更新が必要となります。

弊社では、旧バージョンからv22.xxへのアップグレードライセンスも取り扱っています。アップグレードをご希望の際には、現在所有されているライセンス情報をお知らせください。

なおライセンスの詳細につきましてしては、ライセンス規約(メーカーページ)を確認してください。

 

7-1.ライセンスの移行について

PCの入れ替えなどによりライセンスの移行が必要となった場合、既存のPCからソフトウェアをアンインストールしなければなりません。V22のリリースに伴い、旧バージョン(V20以前)はメーカーページよりダウンロードできなくなりました。旧バージョンの入替作業前には、所有されているGlobal Mapperのインストールファイルが存在するのかを必ず確認してください。

 

8.Global Mapper のよくある質問について

Global Mapper に関してお客様から頂いたご質問とその回答の一部を弊社サポートサイトに掲載しております。
メーカーのナレッジベースも充実しておりますので、ぜひご参照ください。