ロボットと自律走行車向け32ビームLiDAR「RoboSense RS-Helios」

ユニポスWEBサイトに、ロボットと自律走行車向けコンパクトな32ビームLiDAR RoboSense RS-Helios のページを追加しました。

RS-Heliosは、ロボット、自律走行車、車両通信システム V2X(Vehicle to everything)、およびマッピングアプリケーション向けに開発された32本のレーザービームLiDARです。

RS-Heliosシリーズ

RS-Heliosシリーズには、長距離知覚との死角の近接場検出が可能なRS-Helios-5515と、高精度な地図を作成するのに便利なRS-Helios-1615の2つのラインアップがあります。それぞれの本体サイズは直径10cm、高さ10cmとコンパクトでありながら、水平方向360度、計測距離150m、防塵防水(IP67)といった性能を有しています。

RS-Helios-5515

視野中央は高密度、端に向かってまばらに配置されたレーザーにより、150メートル先までの高精度な3D点群データを取得できます。また地平線から55°下方向に傾斜した視野と合わせることで、近接場の死角を大幅に減少させることのできるLiDARです。

RS-Helios-1615

垂直視野31°、均等に分布された32本のレーザービームにより高精度な地図作成に便利なLiDARです。最大で150メートル先までの3D点群データを取得できます。

主な特徴

  • カスタマイズ可能な視野角(FoV)
  • ブラインドスポット検出エリアは10cm以下
  • ノイズ情報(雨、霧、雪、ほこり)の除去機能が標準装備
  • レーダー干渉に対するシールド技術

 

主な仕様

  • Laser Beams: 32
  • Laser Wavelength: 905nm
  • Laser safety: Class1
  • Accuracy: Up to ±3cm
  • Range: 150m (90m on 10% 米国NIST基準)
  • Horizontal FOV: H360°
  • Vertical FOV: [5515] V70°(-55~+15°) / [1615] V31°(-16~+15°)
  • Vertical Resolution: [5515] Up to 1.33°/ [1615] 1°※
  • UDP Packet include: Spatial Coordinates, Intensity, Timestamp, etc.
  • Protection Level: IP67
  • Operating temperature: -30°C ~ +60°C
  • Storage Temperature: -40°C ~ +85°C
  • Dimension: φ100 mm x H100 mm
  • Weight: ~1.0 kg (W/O cabling)

※RS-Helios-5515とRS-Helios-1615の違いは、垂直方向の視野・解像度のみです
※仕様は予告なく変更となる場合がございます

活用の例


アリババ社(Alibaba)の自律型ロボットであるXiaomanlvに、RoboSense社のRS-Helios-5515が採用されています。

Xiaomanlv向けに調整されたRS-Helios-5515はすでに300台以上の車両に配備されており、実際の利用において、全天候型、フルコンディションなど適応性の検証が進められています。

RS-Helios-5515のようなLiDARがより多くのロボットや自律走行車へ組み込まれることで、自動運転のレベルも引き上げられる可能性があります。

RoboSense launched new-gen bespoke LiDAR during Apsara Conference を参照しています
https://www.robosense.ai/en/news-show-1561

※そのほかのRoboSense社の製品につきましては、製品型番やURLをお知らせください
(RS-Ruby, RS-Ruby Lite, RS-LiDAR-16, RS-LiDAR-32, RS-BPearlなど)。