「Pupil Core」を快適に利用するためのマシンのご紹介

R&D向け海外製品調達 と その利用に最適な構成のPC製作サービス

オーダーメイドPCの製作サービス「テグシス」と 研究開発者向け海外製品調達・コンサルティングサービス「ユニポス」という2種類のサービスを提供するテガラだからこそ可能な、「R&D向け海外製品の購入とその利用に最適化したカスタムPCの製作」というワンストップサービスをご紹介いたします。

たとえば、ソフトウェアを動かすためにはPCが必要であり、専門的なソフトウェアにはそのために必要な条件 (※メモリの容量や、ハイエンドなビデオカードの搭載など) がある場合があります 。そんな条件に合致したPCを探す手間を省略し、海外から調達した製品とその動作に最適なPCをセットにしてご提供できることが、テガラの強みです。

今回は、ユニポスで取り扱っております Pupil Lab社のアイトラッキングカメラ+主観視点カメラ搭載ヘッドセット Pupil Core と、その利用に適したマシンをご案内します。

※本記事は以下のWEBページを参照しています
What is eye tracking?
https://pupil-labs.com/blog/news/what-is-eye-tracking/

Pupil Core について

Pupil Core は、 1台以上のカメラで目領域の映像を記録する、ウェアラブル(ヘッドマウント型)のビデオベースのアイトラッキング(非接触型)です。瞳の動きを追跡するアイトラッキングカメラ(Eye Camera)と、Pupil Coreを装着している人から見えるもの(装着者の視線)を追う主観視点カメラ(World Camera) を搭載しています。

※ご参考 : アイトラッキングとは

アイトラッカーやアイカメラと呼ばれる機器を用いて、目の動き (視点の場所)、まばたき、瞳孔の大きさなど、眼球からの信号を測定するすべてのシステムのことを「アイトラッキング」といいます。
アイトラッキングの方法は、コイルを組み込んだコンタクトレンズを眼球に装着する接触型と、赤外線光源や光学センサなどを当ててカメラで撮影しデータを取得する非接触型と大別されます。

Pupil Coreは低吸湿、柔軟性と耐寒衝撃性に優れた PA12(ポリアミド12)という素材を採用しており、重さも22.75gと軽量です。このため長時間の装着や移動などにおける負担も比較的少ないです。

なお、ビデオベースのアイトラッキングシステムには、ウェアラブルのほかリモート(静止型)もあります。


ウェアラブル


リモート

近接した目の動きを追跡 離れた場所から目の動きを追跡
ゴーグルやウェアラブル眼鏡のようなフレームに装着されたシステム システムはPCモニター上、またはその近くに設置
被験者は自由に動くことができ、実環境やVR環境に関わることも可能 被験者はディスプレイの前に座り、ほぼ静止状態
前方カメラにより、被験者の行うタスクやインタラクション時の変化する視覚シーン(視界内の人物やオブジェクトに対する視線の動き)を収集し分析 画面上のコンテンツ(例:WEBサイト、ゲーム、瞳孔マウス等)に対する視線の動きに基づく分析やユーザーインタラクションに対する処理

メーカーサイトよりダウンロード可能な専用のアプリケーションを活用することで、記録、再生、録画データの視覚化や分析が可能になります。

 

専用ソフトウェアについて

 
記録用の Pupil Captureは、2つのカメラから入力されるビデオストリームを読み取ります。入力されるビデオストリームを使用して、瞳孔の検出、視線の動き、環境内のマーカーの検出と追跡など、リアルタイムにデータをストリーミングします。


Pupil Playerはメディアとデータのビジュアライザを中核としたツールで、Pupil Capture の次に使用します。録画データの読み込みと再生、プラグインフレームワークを使用して機能を拡張し、視線の測定データをより分かりやすく、理解しやすい状態にします。

さらに視覚化のためのプラグイン*を読みこむことで、録画データの視覚化、マーカートラッキング、エクスポート、および分析が可能になります。また、Pythonでプラグインを作成することにより、カスタム機能を追加することも可能です。

※Vis Circle、Vis Cross、Vis Polyline、Vis Light Points、Vis Eye Video Overlay、Surface Tracker、Fixation Detectorなどのプラグインの詳細につきましては、以下のWEBをご参照ください

Getting Started  #5. Start Recording
https://docs.pupil-labs.com/core/#_5-start-recording

 

アイトラッキングのご用途

対象物を見たときの瞳孔の大きさや目の動きを追跡できるアイトラッキング(アイトラッカーの視線データ)は、単独、または視覚刺激やシーンに関連付けて分析することで、人の行動や心理状態に関する豊富な知見を得るために役立ちます。
心理学から医学、言語学、コンピュータサイエンス、マーケティングのパフォーマンス支援、産業分野、ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)の研究、VRの中心窩レンダリングなど、実にさまざまな研究目的での活用が想定されています。

  • 神経科学
    視覚から得られる情報がどのように神経や脳に伝達されるのか、眼球運動、視覚処理、眼球の行動パターンを分析
  • 心理学
    読書、美術、視覚的探索、フレーミング、環境、言語聴覚、目の動きによる感情の変化や認知などの深層心理、発達心理学
  • 産業分野
    産業・航空部門や自動運転におけるヒューマンファクター(人間の行動特性)、ヒューマンエラーの原因調査、危険認識、無意識の動きの可視化
  • マーケティング分野
    デジタルサイネージなどの動的広告、チラシ、パッケージデザイン、販促物、コピーライティングやキャッチコピーなどの広告文、市場調査、広告調査など、消費者心理や行動特性や反応

※よろしければメーカーブログ(事例など)をご参照ください

Pupil Labs Blog
https://pupil-labs.com/blog/

 

システム構成について

Pupil Coreは、デスクトップまたはノートPCに接続できます。

最小システム構成:

  • CPU: Intel i5 or greater 
  • RAM: 8GB or more

Operating System:

  • Windows 10  
  • Ubuntu 16.04 or newer
  • macOS Mojave 10.14, macOS Catalina 10.15, macOS Big Sur 11
  • macOS Monterey 12 requires administrator privileges to access the video cameras

※技術仕様と性能の詳細につきましては、以下のWEBをご参照ください

Technical Specs & Performance
■Pupil Core Technical Specs & Performance

Pupil Coreの利用に最適な構成のマシンについて

弊社では、 ユーザーさまが Pupil Core をスムーズご利用いただけるよう専用 PC をご用意いたしました。

Pupil Coreの利用前提はコンピュータとの有線接続のため、本構成ではコンピュータの可搬性よりも利用時の処理性能を優先しております。またご用途としては画面上での視線追跡をはじめとした利用者の移動を伴わない計測を想定しています。
また、動作に差し支えのない範囲で設置スペースに配慮した小型の筐体(コンパクトなミドルタワー)を採用し、ディスプレイ視認時の視線の計測を想定したディスプレイも含まれています。

ミドルタワーのフロント端子例 ※PCの筐体(ケース)によってデザイン・仕様は異なります

ご利用の際にはPupil Core をUSB 2.0 経由で PC と接続し、Pupil Capture、 Pupil Player 等のソフトウェア上で視線データを記録、再生、および検証にご活用ください。

Pupil Core用マシンの構成例

TEGAKARI
1970.01.01
TEGAKARI
https://www.tegakari.net/2022/04/pc-10039/
研究開発の「てがかり」を発信するWEBメディア

 

※ご参考

専用のデスクトップアプリケーション Pupil Captureは、ワイヤレス接続 または LAN経由でのデータキャプチャや記録、およびリアルタイムのデータリレーが可能です。リモート接続の方法は2つございます。詳しくは、以下をご参照ください。

Network API
https://docs.pupil-labs.com/developer/core/network-api/

 

この他にもお客さまのご要望に合わせた仕様、構成での対応も可能です。Pupil Coreご利用のためのPCをご検討の際には是非お問い合わせいただけますと幸いです。