【製品紹介】Black Box ToolKit v2 : 心理学実験における刺激呈示と応答タイミングのキャリブレーションツール

ユニポスWEBサイトに、心理学実験における刺激呈示と応答タイミングのキャリブレーションツール「Black Box ToolKit v2 / mBlack Box ToolKit v2」 のページを追加しました。

Black Box ToolKit v2 および mBlack Box ToolKit v2 は、心理学実験などによる刺激呈示の正確性と精度を検証するためのデバイスです。実験における画像や音声等の刺激の呈示タイミングや、それに対するレスポンスパッド等による応答の記録は、様々な要因で遅延やエラー等が発生し、正しい実験結果を得ることができない可能性があります (以下図参照)。

※画像クリックで拡大します

Black Box ToolKit v2 および mBlack Box ToolKit v2 では、実際の人間が実験に参加しているかのような状況を自動的にシミュレートすることで、実験ジェネレーターの精度を調整します。全ての刺激、同期、応答イベントのタイミングを非常に正確に測定することができるため、 自身の装置で測定したタイミングと、実際のタイミングとの比較に役立てることが可能です。

製品について

ミリ秒精度のスタンダード機 Black Box ToolKit v2 と、 EEG、fMRI、アイトラッキング等 サブミリ秒精度が求められる複雑な実験向けの mBlack Box ToolKit v2 (event marking version) の2種類がラインアップされています。

Black Box ToolKit v2 – BBTK v2

■ 主な機能 : 刺激呈示、同期、応答タイミングの検証

メーカー製品詳細ページ
https://www.blackboxtoolkit.com/bbtkv2.html

 

【主な特徴】

※一部は「オプション」でのご提供となります

  • 最大4個のオプトディテクター (視覚刺激のオンセットと持続時間のチェック用)
  • 最大2個のマイク (音声のオンセットと継続時間のチェック用)
  • 最大2個のサウンダー (音声キーやマイクをトリガーするため)
  • 4x 機器のキーやボタンを閉じるためのアクティブスイッチクロージャ
  • 2x TTL入力チャンネル/ライン (TTLトリガー)
  • 2x TTL出力チャンネル/ライン (TTLトリガー)
  • 25-way ブレークアウトボード
  • 最大16個の 追加 TTL I/Oチャンネル/ライン with TTL拡張モジュール/ブレークアウトボード (TTLトリガー)
  • 1x キーボードやタブレットのスクリーンを押すためのロボットキーアクチュエータ用オプション
  • 1-8 ボタンレスポンスパッド入力ポート
  • APIとSDKガイド
    – アプリケーション制御と、タイミングデータをデコードするためのソフトウェアAPIの詳細ドキュメント
  • オプションの高品質アルミ製キャリングケース
  • 対応プラットフォーム
    – Microsoft Windows XP SP3, Vista SP2 (32/64), 7 SP1 (32/64), 8 (32/64), 10 (32/64), 11 (64)
    – macOS / iOS (※)
    – Linux (※)
    – Android (※)

※ BBTK Microsoft Windows ソフトウェア Apps には直接対応していません。使用するプラットフォームに関係なく、シリアルを制御するためのフルAPIが提供されます

mBlack Box ToolKit v2 (event marking version) – mBBTK v2

■ 主な機能 : EEG、fMRI、アイトラッキング等における複雑なリアルタイムタイムスタンプとTTLイベントマーキング/TTLトリガー

メーカー製品詳細ページ
https://www.blackboxtoolkit.com/mbbtkv2.html

 

【主な特徴】

※一部は「オプション」でのご提供となります

  • 最大4個のオプトディテクター(視覚刺激のオンセットと持続時間をイベントマーク)
  • 最大2個のマイク (音のオンセットと継続時間をイベントマーク)
  • コンピュータから出力される音の検出のための左右のオーディオパススルー
  • 1-8 ボタンレスポンスパッド向けオプション
  • 24 x リア TTL 入力チャンネル/ライン (TTL トリガー) – 24 bitポート
  • 8 x フロント TTL 入力チャンネル/ライン (TTLトリガー) – 8bitポート
  • 1 x ワンショットTTL信号用 フロント TTL チャンネル/ライン(TTLトリガー)
  • 最大24個のTTL出力チャンネル/ラインにイベントマーク (TTLトリガー) – 24ビットポート
  • 48-wayブレークアウトボード (24x TTL入力/24x TTL出力)
  • APIとSDKガイド
    – アプリケーション制御と、イベントマーキングデータのデコードソフトウェアAPIの詳細ドキュメント
  • オプションの高品質アルミ製キャリングケース
  • 対応プラットフォーム
    – Microsoft Windows XP SP3, Vista SP2 (32/64), 7 SP1 (32/64), 8 (32/64), 10 (32/64), 11 (64)
    – macOS / iOS (※)
    – Linux (※)
    – Android (※)

※ BBTK Microsoft Windows ソフトウェア Apps には直接対応していません。使用するプラットフォームに関係なく、シリアルを制御するためのフルAPIを提供します

製品の選び方について

Black Box ToolKit v2 と mBlack Box ToolKit v2 の詳細な機能比較は、以下のメーカーページをご参照ください

Compare products that can help improve your millisecond timing accuracy
https://www.blackboxtoolkit.com/product_comparison_table.html

 

またそれぞれの製品に「Entry」「Pro」「Elite」の3種類のモデルがございます。モデルによって対応する接続機器数や搭載する機能が異なりますので、お問い合わせの際には各モデルの仕様をご確認のうえ、ご希望のモデルをお知らせください。

 

参考 : 同社製の反応入力ボタンボックス Black Box ToolKit USB response pad も取り扱っております