【製品紹介】MindRove strip / arc / bright : ワイヤレスEEGデバイス

ユニポスWEBサイトに、ニューロフィードバック用ワイヤレスEEG「MindRove strip / arc / bright」のページを追加しました。

MindRove製EEGデバイスは、脳活動の研究やブレイン・マシン・インターフェースの開発に役立つ脳波測定機器です。IMUを搭載しジェスチャでの入力にも対応しています。
非侵襲的な方法で神経活動を記録できる脳波(EEG)解析は、心理学、神経科学、認知科学の実験だけでなく、スポーツ科学やリハビリテーション医学、拡張現実などにも活用が期待される技術です。

MindRove社とは

MindRove社は2016 年にハンガリーで設立されました。脳波や筋電位によって電子機器を操作するブレイン・マシン・インターフェース(BMI, Brain Machine Interface)用のハードウェアやアプリケーション開発ツールを製造しています。

【ご参考】

■ ブレイン・マシン・インターフェースとは
人間の脳と機械やコンピュータを直接つなぐ技術。
神経活動を利用した機器操作や、外界情報を電気信号に変換して体感する方法として注目されています。
脳波での機械操作は、四肢の運動機能に困難があっても電子機器を操作可能な技術です。このためコミュニケーションの円滑化やQOLの向上が期待できます。 また物理インターフェースよりも四肢が自由に使えるため、拡張現実とも相性が良い技術です。

■ ニューロフィードバックとは
被験者の脳波に応じた聴覚刺激または視覚刺激を呈示することで、被験者のセルフコントロールを支援する訓練方法。
精神医学分野で研究が始まった手法ですが、近年は芸術やスポーツ分野でも活用が進んでいます。

 

MindRove製EEGデバイス

頭皮に電極を設置し脳波を取得するEEGは、非侵襲的で被験者に負担の少ない測定方法です。MindRove製のEEGデバイスは、セミドライの電極とワイヤレス接続により装着者の負担を軽減するようデザインされています。このため従来のEEGデバイスよりも多様なシーンで活用できます。IMUで傾きや加速度を検出でき、ジェスチャによる機器やアプリケーションの操作も可能です。

一般的なヘッドフォンと組み合わせて使用するアタッチメント式の「strip」、耳をふさがないヘッドセット型の「arc」、ヘッドバンド式で就寝時や運動の際も利用できる「bright」の3タイプの製品がラインアップされています。

 

主な特徴

  • 充電式バッテリー内蔵
  • 装着者の動きを邪魔しにくいワイヤレス接続(WiFi)
  • 導電性ジェル不要のセミドライ方式
  • 頭皮に届きやすい形状の電極
  • IMU搭載
  • C++, C#, Python, MATLABなど一般的なコーディング言語に対応したSDK
  • 波形を視覚化する専用アプリケーション「visualizer on desktop」の提供

 

主な用途

  • ブレイン・マシン・インターフェースの開発
  • 拡張現実アプリケーションの開発
  • スポーツ科学
  • 認知科学
  • 心理学
  • 神経科学

 

製品ラインアップ

装着方法のことなる3種類の製品がラインアップされています。

ヘッドフォン用アタッチメント – strip

一般的なヘッドフォンと組み合わせて使用するアタッチメント型のEEGデバイス。聴覚刺激呈示実験などに適しています。
ヘッドフォンと組み合わせて使用するニューロフィードバック用EEG「MindRove strip」

 

EEGヘッドセット – arc

伸縮性がある快適な素材を使用しており、快適に装着できます。
軽い装着感のニューロフィードバック用EEG「MindRove arc」

EEGヘッドバンド – bright

サイズ調整可能で子供にも使用できるEEGデバイス。伸縮性のあるヘッドバンドが頭部にフィットし、運動時にも利用できます。
子どもの小さな頭にもフィットするニューロフィードバック用EEG「MindRove bright」

お知らせ

MindRove製品は研究開発用に設計、提供されています。診断、治療、疾病予防の用途には適しておりません。あらかじめご承知おきください。

 

アームバンド型ジェスチャコントローラ「MindRove armband」のお取り扱いもございます。お気軽にお問い合わせください。