第1回:若手研究費、どう使う? 研究の武器になる“ツール選び”の第一歩

若手研究者応援キャンペーン × テグシス

テグシスが支援する、研究環境づくりの第一歩

若手研究費の採択を機に、PCや計算機環境の整備を検討されている方へ。
本記事では、研究開発用オーダーメイドPCの専門事業部「テグシス」が、性能選定や構成の考え方、ツール選びの視点について解説します。

設備投資で迷いやすいポイントを押さえ、「数年先まで使えるPC導入のヒントです。

テガラ株式会社の「テグシス」は、研究・技術開発に適したPCやワークステーションの構成提案と製作を行う、BTO型ハードウェアサービスです。計算負荷の高いシミュレーションや、ソフトウェア要件に応じたマシン選定など、研究内容に合わせた最適な1台をご提案します。

CPU・GPU・メモリ・ストレージのバランス設計から、将来の拡張性・電源設計・OSの互換性まで、細部にわたる仕様検討にも対応。製品仕様の選定に不安がある方でも、「やりたいこと」や「使用するソフトウェア」ベースでご相談いただければ、構成案をお出しします。

研究用途に特化した構成提案を行ってきた豊富な実績と技術的な知見を活かし、お客様の研究活動を支える“ハードウェア選定のパートナー”として、導入後の安心も見据えたサポートをご提供しています。

 

研究費が取れた。その次に待っている「選択の壁」

「若手研究」に採択され、いよいよ研究費の使用が可能に。
ところが、研究費の活用を検討し始めると、思わぬ悩みに直面することがあります。

  • 研究効率を高めるためには、何に投資すべき?
  • 高額なツールで失敗したくない
  • 将来使うソフトの予定はあるが、まだ本決まりではない
  • 研究費を使い切らなければならないというプレッシャーがある

 

多くの選択肢があるなかで、意外と見落とされがちなのが、「設備投資=研究成果を左右する土台づくり」という視点です。
PCは、あらゆる研究活動の起点となるツール。 解析やシミュレーション、ソフトウェアの運用など、多くの作業がここから始まります。 だからこそ、性能選定の判断は、今後の研究の柔軟性や効率性にも大きく関わってきます。

限られた期間・予算のなかで成果を出すには、少し先の展開も見据えた「基盤づくりとしてのPC選定」が鍵になります。 まだ用途が固まりきっていない段階でも、お気軽にご相談ください。

若手研究とは?── 柔軟な費目設定ができる競争的資金

若手研究(科研費)」は、日本学術振興会が提供する競争的研究資金の一種で、博士取得後おおむね10年以内の研究者を対象としています。裁量の大きさが魅力で、以下のような費目に柔軟に使える点が特長です。

  • 物品費(研究機材の購入)
  • 外注費
  • 旅費    
  • その他、研究遂行に必要な経費

 

なかでも「物品費(機材購入費)」は、研究基盤の整備に直結する重要な費目です。ところが、次のような理由から十分に活用されていないこともあります。

  • 最適な機材がわからない
  • コストと性能のバランスに迷う
  • 学内の調達手続きが煩雑に感じられ、つい後回しにしてしまう

 

今こそ考えたい ──「将来を見据えた設備選定」

研究用機材の導入で本当に大切なのは、「いま使える」だけでなく「数年先の研究にも応えられる」土台を整えることです。

テガラのテグシスでは、研究用PCの構成を提案する際、拡張性や将来的な運用も見据えた設計を行っています。単に「予算内に収まるか」だけで判断するのではなく、次の視点も取り入れてみてください。

  • データ量や処理速度など、研究スケールに見合った性能
  • 複数の研究テーマに応用可能な、汎用性を備えているか
  • OS・ドライバ・研究用ソフトとの互換性に問題はないか
  • 数年間の継続使用に耐えるサポート体制・更新性はあるか
  • 耐久性だけでなく、拡張性・将来のアップグレードにも対応できるか

 

導入コストだけで判断してしまうと、「ソフトが動かない」「更新ができない」などの”後悔ポイント”が発生する可能性もあります。だからこそ、 価格と性能だけでなく、研究の進化を支える「研究基盤」としての視点から、設備を選定することが大切。将来の研究環境をイメージしながら、長く活用できる機材導入を検討しましょう。

高性能PCの選び方に悩んだら、まずはテグシスにご質問ください。

研究スタイルにぴったりの1台を、私たちが一緒に考えます。

今なら、導入を後押しするキャンペーンも実施中

若手研究者応援キャンペーン 2025年6月2日~2026年3月31日まで

研究環境を整えたいとお考えの若手研究者の皆さまに向けて、テグシスでは「若手研究者支援キャンペーン」を行っています。

PCの構成や性能のご相談はもちろん、「本当に必要なスペックがわからない」「予算内でできるだけ良い構成にしたい」といったお悩みにも、私たちが親身に対応いたします。費用面の特典やアフターサポートも充実しています。

 

キャンペーンの申請方法

以下のいずれかの方法でお申し込みいただけます。

  • 専用フォームの「若手研究支援キャンペーン」項目にチェックを入れて送信
  • 各事業部(テグシス/ユニポス)へのお問い合わせ時に「若手研究者応援キャンペーン希望」と明記

キャンペーン詳細・お申し込みはこちら

 

第2回では、「海外製品を若手研究費で導入する際のリアルなハードル」と「それをどう乗り越えられるか」について、具体例を交えて解説します。

▶ 第2回:親切な個別対応で、研究費をムダなく活用! 海外製品も国内機器も安心導入ガイドはこちら(公開をお待ちください)