【サポート事例】ハードウェア故障事例(CPU編)

■こちらは、2020年7月3日に投稿された記事のため、情報の内容が古い可能性があります。

Windows 10 Pro 環境にて、「原因不明のブルースクリーンが発生する」とのことで対応した事例をご紹介いたします。

発生した不具合

作業中突然ブルースクリーンとなる。Windows 10をクリーンインストールしてもブルースクリーンが発生。
・不正終了により、POST画面でエラーが発生する。

The system has POSTed in safe mode.
This may be due to the previous POST attempt failling because of system instability,
or if the power button was held in to force the system off.
If the system failed to POST after you made changes to UEFI settings,
you may wish to revert to stable settings to prevent POST failure.
Press F1 to Run SETUP

不正終了やUEFIブート設定の誤り、システムのブート順 (ブートマネージャやシステムディスクを最優先) が適切ではないことで発生するエラーですが、今回は不正終了の繰り返しにより発生していたと思われます。

原因

CPUの故障による起動不良を確認いたしました。
切り分けのため、Linux(Ubuntu)にてインストールを試みた際に、ハードウェアエラー・CPUエラーが記録されました。

処置

CPUを交換することでWindows 10 Proの起動及び、Ubuntuでの上記エラーが解消し、正常にインストールができました。

まとめ

CPUはPCを構成するパーツの中でも故障しにくく、長持ちするパーツでもあるため、動作不調の切り分けの際、故障個所の疑いから外しがちですが、CPUが原因で発生する不具合も稀にございます。取り外しや付け替えも簡単にできるパーツではありませんので、切り分けに困る不具合がございましたらお気兼ねなくご相談ください(弊社製マシンの初期診断費は無料です)。

この記事を書いた人 : 技術部 國分
この記事を書いた日 : 2020.7.3