有限要素法シミュレーション用マシン

お客様より、COMSOLを用いた有限要素法シミュレーションを行うためのマシンをご相談いただきました。
ご予算60万~70万円の範囲での提案をご希望です。

COMSOLの公式情報では、最も重要な項目としてメモリが挙げられています。
メモリを最優先にする場合には、対応メモリ容量との兼ね合いからXeonを用いた2CPU構成などが候補になります。しかし、ご予算の範囲で検討すると他のスペックへのしわ寄せが大きいため、COMSOLの推奨ハードウェア構成の中から「Mid-range CPU」に該当する製品を採用しています。

本事例のメモリ容量は最大で256GBですが、70万円の範囲では最大まで搭載することが難しいため、初期状態では128GBとして、将来的に追加できる余地を残しています。
ストレージとビデオカードはひとまずの容量・製品を選定しています。
ビデオカードはモデルの複雑さによってビデオメモリ容量が多いほど良いとされていますが、NVIDIA T600よりも1つ上のランクであるT1000も4Gであり、ビデオメモリ容量を増やそうとするとご予算面での問題が生じてしまうため、コスト優先の選定としています。

【主な仕様】

CPU Ryzen Threadripper3 3960X (3.80GHz 24コア)
メモリ 128GB
ストレージ 1TB SSD S-ATA
ビデオ NVIDIA T600 4GB
ネットワーク on board(10Gigabit x1 / 2.5Gigabit x1)
筐体+電源 ミドルタワー筐体 + 850W
OS Windows 10 Professional 64bit