Metashape用マシン (航空写真 2,000~2,500枚程度)

DJI ZENMUSE P1で撮影した航空写真を、Metashape上で点群データ処理したい。
扱う写真の量は2,000~2,500枚程度を予定している。
また、測量CADシステム「TREND-ONE」や3D点群処理システム「TREND-POINT」も利用したい。
現在使用中のマシンスペックは以下の通り。

・CPU:Core i9-9900K (3.6GHz 8コア)
・メモリ:128GB
・GPU:RTX2080Ti
・OS:Windows10

現在使用しているマシンよりもスペックが高い構成を、予算200万円以内で導入したい。

条件を踏まえて、弊社からは下記の構成をご提案しました。

【主な仕様】

CPU Core i9-13900K (3.00GHz 8コア + 2.20GHz 16コア)
メモリ 128GB
ストレージ1 2TB SSD M.2
ストレージ2 4TB HDD S-ATA
ビデオ NVIDIA Geforce RTX4090 (内排気)
ネットワーク on board (2.5GBase-T x1) Wi-Fi x1
筐体+電源 ミドルタワー筐体 + 1200W
OS Microsoft Windows 11 Pro 64bit

お客様がお使いの構成を、最新世代にアップデートした内容でのご提案です。

CPUは第13世代Core i9、GPUはRTX4090への変更となり、現行マシンと比較して性能は全体的に向上しています。

ストレージは暫定的な容量としており、システム用の高速なM.2タイプのSSDとデータ用の4TB HDDという想定です。
メモリ容量は128GBが最大となるため、より多くのメモリをご希望の場合には別構成にてご提案いたします。

測量CADシステム「TREND-ONE」での利用については、メーカーWEBの動作環境情報では、Intel Coreシリーズ以外のCPUがサポートされておらず、ベース構成の変更によるスペックアップは難しいのが実情です。

参考:プログラム・動作環境 (福井コンピュータ株式会社) ※外部ページに飛びます

そのため、MetashapeとTREND-ONEを利用する条件の下では、ご予算200万円の範囲内でも本構成が実質的な最上限のスペックとなります。
ただし、周辺機器やストレージ構成の変更、2台のマシンを導入しての処理分散など、ご予算の範囲で考えられる施策はあるかと存じますので、お気軽にご相談ください。

 

■FAQ

・DJI ZENMUSE P1とは
民生用ドローンや関連機器を製造するDJI社の製品。効率性と柔軟性を併せ持つ、フルサイズ航空測量用カメラ。

参考:ZENMUSE P1 (DJI JAPAN 株式会社) ※外部ページに飛びます

 

・Metashapeとは
Metahsapeは、写真 (静止画像) から高品質な3Dモデルを構築できるソフトウェア。
基本的な機能を搭載したStandard Editionと、より多くの機能を搭載するProfessional Editionが存在し、 Professional版では航空写真などから3次元GISコンテンツを作成することも可能。
Metashapeライセンスはユニポスにて取り扱っています。

参考:Metashape (Agisoft) ※弊社研究開発者向け海外製品調達・コンサルテーションサービス「ユニポス」のWEBサイトに飛びます

 

・TREND-ONEとは
福井コンピュータ株式会社の測量CADシステム。航空写真等の写真データや点群データ等々、巨大なデータも手軽に扱えるパワーを備え、測量CAD・基準点・水準・用地・路線縦横断測量から、3次元計測、登記図面作成など様々な機能が充実している。

参考:測量CADシステム TREND-ONE (福井コンピュータ株式会社) ※外部ページに飛びます

 

・TREND-POINTとは
福井コンピュータ株式会社の3D点群処理システム。膨大な点群データを快適に取り扱うことができ、豊富なフィルターによる点群データ加工や断面作成、メッシュ土量計算などを行うことができる。

参考:3D点群処理システム TREND-POINT (福井コンピュータ株式会社) ※外部ページに飛びます