テガラ株式会社 (弊社) は、「研究開発を加速するお手伝い」という企業理念のもと、日々研究開発に携わるユーザー様に役立つ製品やサービス、情報提供を行っております。
今回は、研究開発に携わるお客様に代わって、最新の商品を世界中から調達代行するサービス「ユニポス -UNIPOS-」にお問合わせいただいた製品の中から、光ファイバータイプのレスポンスデバイス「fORP Packages」をご紹介します。
目次
fORP Packagesで実験効率とデータ精度を向上させよう！
Current Designs社の「fORP Packages」は、光ファイバー技術を活用した高精度な反応入力装置です。
「fORP」は「fiber Optic Response Pad」の略称であり、fMRIやMEGの被験者がデバイスを使用して入力した光信号を受信し、電気信号に変換するインターフェースを備えています。また、レスポンスデバイスの種類や光ファイバーバンドルの長さなどを、ご希望に合わせて選択できるパッケージとなっています。
必要な機材が一式でパッケージ化されているfORP Packagesは、簡単にセットアップできるよう設計されています。これにより、実験準備の時間を大幅に短縮でき、時間効率も向上します。また、光ファイバー技術を使用しているため、ミリ秒単位の正確な反応データを収集できます。
実験装置の導入と運用コストが高いと感じる開発者は、fORP Packagesを使用することで、経済的な負担を軽減しつつ、光ファイバーによる高精度なデータ収集が可能です。
fORP Packagesのここがポイント！
今回ご紹介するfORP Packagesは、光ファイバーデバイスです。操作方法や用途の観点でメカニカルタイプの「キーボードやボタンボックス」に近いですが、技術的には光信号を用いています。
[参考] 標準的なレスポンスデバイスのタイプ
- メカニカル: キーボードやボタンボックス
- タッチ: タッチスクリーンやタブレットデバイス
- エレクトロニック: ジョイスティックやゲームコントローラ
- 音声: マイクロフォン
- バイオメトリック: アイトラッキングや脳波測定器
- 光ファイバー: 光ファイバーボタンボックス
反応入力を伴う実験において、光ファイバータイプのレスポンスデバイスには以下のような利点があります。
高精度！
光ファイバータイプのレスポンスデバイスは、ミリ秒単位の正確なタイミングで反応を記録できるため、非常に高い精度が求められる実験に最適です。
低干渉！
光ファイバー技術は電磁干渉に強く、安定したデータ取得が可能です。これにより、実験環境でのノイズや誤差が最小限に抑えられます。
安全性！
光ファイバータイプのデバイスは電気的な接触がないため、安全性が高く、感電のリスクがないため安心して使用できます。
fORP Packagesの使用例
被験者の反応を定量的に測定する際には、反応時間の精密な測定だけでなく、操作に対する反応時間とエラー率の収集も重要な要素です。
具体的な例として、以下のようなシーンでの利用が想定されます。
| シーン | 内容 |
|---|---|
| 心理学的実験とユーザビリティテスト | 心理的影響の評価データを収集しユーザービリティ向上 |
| 認知科学研究とHMI開発 | 被験者の認知プロセスを理解し、効果的なシステム開発につなげる |
| 教育用課題実施 | 心理学や認知科学に基づく実践的活動による学習効果の向上 |
| 感性評価実験 | 製品やデザインの感性評価により、被験者の感情や好みを理解 |
| 行動観察研究 | 被験者の行動を観察し、使用状況や行動パターンを分析 |
利用者の例
認知科学、心理学、ヒューマンマシンインターフェース (HMI) 開発などの分野で研究開発を行う研究者やエンジニアに適しています。
※本製品の提供は研究用途のみに限定されます
テガラ株式会社のプラットフォーム
ユニポスでは、Current Designs社のfORP Packagesをはじめとした、研究開発を効果的に進めるための専門的なハードウェアのほか、国内未発売の最新ソフトウェアの調達実績も多数ございます。また、弊社にはカスタムPC製作で培った技術力と、海外ベンダーとの良好な関係性があります。それらをもってお客様のお困りごとを解決すべく、ソフトウェアやハードウェアのサポートにも力をいれております。
研究開発に必要な時間を確保し、効果的にプロジェクトを進めていただくためのアイテムを、ご紹介し続けたいと考えております。
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