Isaac SIM用ワークステーション バランス構成 (2025年9月版)

お客様より、複数ロボットの同時制御や複雑なシーンを再現する目的で、Isaac SIM用のワークステーションをご相談いただきました。センサー処理やアルゴリズム開発も含め、研究用途に適した構成をご希望です。

ご連絡いただいた内容を踏まえて、弊社からは下記の構成をご提案しました。

CPU Intel Xeon W7-2575X 3.00GHz (TB3.0時 最大4.8GHz) 22C/44T
メモリ 合計128GB DDR5 5600 REG ECC 32GB ×4
ストレージ 1TB SSD M.2 NVMe Gen5
ビデオ NVIDIA GeForce RTX5080 16GB
ネットワーク on board (1GbE x1 /10GbE x1)
筐体+電源 ミドルタワー筐体 1500W 80PLUS PLATINUM
OS Ubuntu 22.04

CPUについて

Intel Xeon W7-2575を採用し、マルチスレッド性能と安定性を重視。複数プロセスの同時実行やセンサー処理に適した構成です。

GPUの選定について

GeForce RTX 5080を搭載し、Isaac SIMでの複雑シーンや複数ロボットの同時制御に対応。CUDAやTensorRTを活用した開発にも適しています。

メモリ・ストレージ構成

128GBのメモリにより、センサー同時処理や大規模なシーン構築にも対応可能。1TB SSDで高速なデータアクセスと十分な保存領域を確保しています。

 

テガラのオーダーメイドPC製作サービスは、導入時のご用途に加え、将来的な研究規模の拡大を見据えたシステムの拡張にも対応しております。
ハードウェア仕様のカスタマイズや周辺機器の追加、各種ソフトウェア要件に応じた構成のご提案はもちろん、研究環境全体の構築に関するご相談も承っております。
お客様のニーズに合わせて最適なソリューションをご提供いたしますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

キーワード

・NVIDIA Isaac Simとは
NVIDIA Isaac Simは、ロボティクス研究・開発向けの高精度な物理ベースシミュレーションプラットフォーム。ROS2との統合、AIトレーニング用の合成データ生成、LiDAR・RGBカメラ・IMUなどのセンサーモデルの搭載により、現実世界に近い環境でのロボット動作検証が可能。NVIDIA Omniverse上で動作し、複雑な環境構築やマルチロボットシミュレーションにも対応。自律移動、マニピュレーション、SLAM、強化学習などの研究に最適。

参考:NVIDIA Isaac Sim – ロボティクス向け物理ベースシミュレーションプラットフォーム

参考:GitHub – Isaac Sim: NVIDIAのロボティクスシミュレーション環境

 

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