J-OCTA推奨スペック準拠ワークステーション(50万円以内)

分子化学研究に携わる若手研究者の方より、PC導入のご相談をいただいています。
J-OCTAを使用した分子シミュレーション環境の構築をご希望で、若手研究者応援キャンペーン (5%OFF) を活用した構成を検討されています。
予算は50万円以内で、CPU性能を重視した設計を希望されており、OSはWindows、GPUは描画要件を満たす構成を想定されています。

J-OCTAの推奨動作環境は下記の通りです。
・CPU: マルチコアCPU推奨
・メモリ: 16GB以上推奨
・グラフィックカード: OpenGLに対応したグラフィックカード (NVIDIA製を推奨) 
・ハードディスク: 200GB以上の空き容量

参考:J-OCTAの機能 _ CAEソリューション:株式会社JSOL

この要件を踏まえ、J-OCTAの利用に適した構成として、CPU性能を重視したワークステーションをご提案しています。

CPU AMD Ryzen9 9950X 4.30GHz(Boost時最大5.70GHz) 16C/32T
メモリ 合計96GB DDR5-5600 48GB x 2
ストレージ1 1TB SSD M.2 NVMe Gen4
ビデオ NVIDIA RTX A400 4GB (MiniDisplayPort x4)
ネットワーク on board(2.5GBase-T x1) Wi-Fi,Bluetooth
筐体+電源 ミドルタワー型筐体+850W Cybenetics Gold
OS Microsoft Windows 11 Professional 64bit
その他 TEGARA 若手研究者応援キャンペーン 特典A

本構成は、現在実施中の「若手研究者応援キャンペーン (5%OFF) 」を活用し、ご予算50万円以内で設計された事例です。
※※研究スタートを応援する「若手研究者応援キャンペーン」の詳細はこちら▼※※

CPUについて

J-OCTAの並列計算処理に適した環境を構築するため、16コア32スレッドのRyzen 9 9950Xを採用しました。
分子動力学系ソフトウェアの長時間処理や複雑な演算にも耐える、実用的な計算性能を備えています。

GPUについて

J-OCTAは主にCPUによる計算処理を行うソフトウェアで、GPUは描画補助としての役割にとどまります。
安定した描画性能を確保するため、OpenGL対応のNVIDIA RTX A400を選定しています。

メモリとストレージについて

DDR5-5600 48GB×2 (計96GB) を搭載。空きスロットを活用することで、最大192GBまでのメモリ拡張が可能です。
ストレージには高速な1TB NVMe Gen4 SSDを採用し、J-OCTAの要件を満たす空き容量と十分な保存領域を確保しています。
将来的な処理負荷の増加にも対応できる、余裕を持った構成です。

このような分野で活躍されている方へ

  • 材料工学
  • 分子動力学
  • 計算化学
  • 化学工学
  • 物性物理

テガラのオーダーメイドPC製作サービスは、導入時の用途に加え、将来的な研究規模の拡大を見据えたシステムの拡張にも対応しています。
各種ソフトウェア要件に応じた構成のご提案はもちろん、研究環境全体の構築に関するご相談も承っています。
お客様のニーズに合わせて最適なソリューションをご提供しますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

キーワード

J-OCTAとは

J-OCTAは、樹脂・ゴム・ナノコンポジットなど多様な材料や創薬分野を対象としたマルチスケールシミュレーションソフトウェアです。
原子スケールからマイクロメートルスケールまでの特性を予測できる、マルチスケール解析に対応しています。大学や企業の研究者が、材料設計や物性評価、メカニズム解析等の目的で幅広く活用しています。視覚的に優れたGUIや、複数スケール連携機能やデータサイエンス機能を備えており、実験だけでは得られにくい知見の発見や研究開発の効率化を後押しします。

参考:JSOL CAE「J-OCTA -マルチスケールシミュレーション・ソフトウェア」 ※外部サイトに飛びます

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