OpenFOAM向けワークステーション ミドルレンジ構成


お客様より、OpenFOAMによる流体シミュレーションや、Fortranを用いた数値計算に適したPC環境についてご相談をいただきました。
現在は Core i9+64GBメモリ構成 をご利用ですが、並列計算性能の向上を目的として Ryzen系CPUへの更新 をご検討されています。
さらに将来的には、機械学習や画像解析など、より大規模でメモリ帯域を必要とする処理 にも取り組みたいとのご意向があり、128GBメモリに対応可能な構成 を希望されています。

ご連絡いただいた条件を踏まえ、弊社からは下記の構成をご提案しました。
ご予算60万円帯で性能と拡張性のバランスを最適化したミドルレンジ構成です。
よりハイスペックな構成は、事例No.PC-TTNN255048をご覧ください。

CPU AMD Ryzen9 9950X 4.30GHz(Boost時最大5.70GHz) 16C/32T
メモリ 合計128GB DDR5 5600 32GB x 4
ストレージ 1TB SSD M.2 NVMe Gen4
ビデオ NVIDIA RTX A400 4GB (MiniDisplayPort x4)
ネットワーク on board(2.5G x1) Wi-Fi,Bluetooth
筐体+電源 ミドルタワー 850W Cybenetics Gold
OS Ubuntu 22.04

CPUについて

流体解析や数値計算ではマルチコア性能が重要となるため、16コア/32スレッドのRyzen 9 9950Xを採用しました。
これにより、現在の環境からの処理速度向上と、将来的な解析負荷の増大にも対応できる性能を確保しています。

メモリと拡張性について

将来的に128GBが必要とのご要望に合わせ、32GB×4枚で128GB構成としました。
大規模ケースや前後処理を同時に進める研究環境でも、安定した動作が期待できます。
マザーボードもストレージ増設に柔軟に対応できる製品を選定しています。

ストレージとGPU・OS構成について

1TB NVMe SSDにより、OpenFOAMのケースデータや結果データの高速処理が可能な構成です。
GPUは描画用途としてRTX A400を採用し、計算処理はCPU中心のワークロードを前提にコストを抑えています。
OSはお客様のご希望に合わせて、Ubuntu 22.04としています。


テガラのオーダーメイドPC製作サービスは、導入時の用途に加え、将来的な研究規模の拡大を見据えたシステムの拡張にも対応しています。
各種ソフトウェア要件に応じた構成のご提案はもちろん、研究環境全体の構築に関するご相談も承っています。
お客様のニーズに合わせて最適なソリューションをご提供しますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

キーワード

・OpenFOAMとは
OpenFOAMは、計算流体力学(CFD)のためのオープンソースソフトウェアであり、C++で実装された連続体力学向け数値ソルバーおよび前処理・後処理ユーティリティ群から構成されるツールボックス。流体流れや熱輸送などの現象を数値的に解析するための豊富なライブラリとアプリケーションを備え、工学や科学分野の研究・開発で広く利用されている。質量分析、ペプチド同定、グリコペプチド解析などを扱う研究領域においても、実験・装置設計のシミュレーション基盤としてCFDツールを検討する際に有用となる。

参考:OpenFOAM – Free, open source CFD software

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