産業用カメラによる多視点映像の取得と、深層学習による推論を目的としたワークステーション導入のご相談をいただきました。
PoEハブ経由で8台のカメラを接続し、同期撮影した映像を解析する構成を想定されており、Intel社製 X550-T2 NIC の実装を希望されています。
予算は50~60万円程度です。
| CPU | Intel Core Ultra 7 265 2.40GHz(8C/8T) +1.80GHz(12C/12T) |
| メモリ | 合計64GB DDR5 6400 32GB x 2 |
| ストレージ1 | 2TB SSD M.2 NVMe Gen4 |
| ビデオ | NVIDIA GeForce RTX5070Ti 16GB |
| ネットワーク | on board(2.5GBase-T x1) Wi-Fi 6E,Bluetooth |
| 筐体+電源 | ミドルタワー型筐体+1000W 80PLUS PLATINUM |
| OS | Microsoft Windows 11 Professional 64bit |
| 拡張カード | Intel X550-T2 10GBase-T 2Port |
| その他 | TEGARA 若手研究者応援キャンペーン 特典A (5%OFF) |
本構成は、現在実施中の「若手研究者応援キャンペーン (5%OFF)」を適用し、予算60万円以内で設計された事例です。
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CPUとストレージについて
複数カメラからの映像を同時に処理するため、CPUは高い並列処理性能を持つIntel Core Ultra 7 265 (8コア+12コア) を選定しました。
映像取り込み処理において安定性を発揮します。
また、8台分の高解像度映像を同時にストレージに取り込むため、書き込み速度に優れた2TB M.2 NVMe SSDを選択しています。
GPUについて
深層学習モデルの推論を効率化するため、GPUにはご予算内で最大性能を発揮できるGeForce RTX 5070Ti (16GB) を採用しました。
VRAM容量を考慮し、システムメモリはこれを上回る64GBを搭載しています。
ネットワーク構成とI/O性能
お客さまご指定のNIC (X550-T2)はPoE給電機能を持たない、標準的な10GbE NICです。
そのため、本構成では『Intel社の X550-T2 – PoEハブ – カメラ』という接続経路とし、PoEハブを経由してカメラへの給電と通信を行います。
※※カメラ接続時の注意点※※
接続するカメラの台数・データ容量によっては、X550-T2 – PoEハブ間がボトルネックとなり、PC側に正しく映像を送れない可能性があります。
PoEポート1口に対してカメラを1台接続する場合、弊社でご案内実績が豊富なカードとして ADLINK製 PCIe-GIE74P がございます。
お客様の用途や接続台数に応じて最適な構成をご提案可能ですので、ご希望に応じてご相談ください。
このような分野で活躍されている方へ
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テガラのオーダーメイドPC製作サービスは、導入時の用途に加え、将来的な研究規模の拡大を見据えたシステムの拡張にも対応しています。
各種ソフトウェア要件に応じた構成のご提案はもちろん、研究環境全体の構築に関するご相談も承っています。
お客様のニーズに合わせて最適なソリューションをご提供しますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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