FDTD電磁界解析等に使用するワークステーション例

■こちらは、2020年5月19日に投稿された記事のため、情報の内容が古い可能性があります。

お客さまより、FDTD電磁界解析等の科学計算用PC について検討しているとのご相談をいただきました。

テグシス掲載の提案事例 PC-6212 (3次元光学解析用PC例)をベースに、OSはWindows、ご予算は50万円程度、また指定のソフトウェア (Lumerical、Matlab) を使用しての FDTDおよび画像解析・データ解析がメインの用途と、ご要望を伺いましたのでそれに沿ってご提案しました。

ご指定のソフトウェアが2020年5月現時点でGPU非対応のため、構成はご予算内でCPU最優先のバランスとしています。GPUは画面が表示できる程度のローエンドとしていますが、もしお客さまが MatlabのParallel Computing Toolboxをお持ちでGPUを利用されたい場合には、構成に対する優先のバランスを変更する事も可能です。また、Lumerical でのメモリ帯域も重要になりますので、メモリは本構成のCPU (Core i9 10980XE) を選択した場合の最大容量、帯域のものを選定しています。

【主な仕様】

CPU Core i9 10980XE (3.00GHz 18コア)
メモリ 256GB (32GBx8)
ストレージ SSD 1TB (S-ATA)
ビデオ NVIDIA Quadro P620
ネットワーク GigabitLAN x1
筐体+電源 ミドルタワー筐体 (幅233 x 高さ465 x 奥行 543 mm) +750W
OS Windows 10 Professional 64bit