Isaac SIM用ワークステーション エントリー構成 (2025年9月版)

Isaac SIMの導入を検討されているお客様より、基本機能を試すためのワークステーションをご相談いただきました。ROS2との連携や軽量なシーンでの動作確認が目的で、初期検証用として、コストを抑えつつもGPU搭載の構成をご希望です。

ご相談の内容を踏まえて、弊社からは下記のスペックをご提案しました。

CPU AMD Ryzen 9 9950X 4.30GHz(Boost時最大5.70GHz) 16C/32T
メモリ 合計64GB DDR5 5600 32GB ×2
ストレージ 1TB SSD M.2 NVMe Gen4
ビデオ NVIDIA GeForce RTX5070Ti 16GB
ネットワーク on board(2.5G x1) Wi-Fi,Bluetooth
筐体+電源 ミドルタワー筐体 850W Cybenetics Gold
OS Ubuntu 22.04

CPUについて

Ryzen 9 5950Xを採用し、コストパフォーマンスに優れた16コア構成で、ROS2連携や軽量なシミュレーションに十分な処理能力を確保しています。

GPUの選定について

Isaac SIMの動作に必要なGPU性能を満たすため、VRAM 16GB程度のGeForce RTX 5070Tiを選定しました。軽量なシーンや基本的な物理演算に対応可能です。

メモリ・ストレージ構成

メモリは64GBとし、ROS2やIsaac SIMの基本機能検証に十分な容量を確保しています。ストレージは1TB SSDで、Ubuntu環境の構築やログ保存にも対応します。

 

テガラのオーダーメイドPC製作サービスは、導入時のご用途に加え、将来的な研究規模の拡大を見据えたシステムの拡張にも対応しております。
ハードウェア仕様のカスタマイズや周辺機器の追加、各種ソフトウェア要件に応じた構成のご提案はもちろん、研究環境全体の構築に関するご相談も承っております。
お客様のニーズに合わせて最適なソリューションをご提供いたしますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

キーワード

・NVIDIA Isaac Simとは
NVIDIA Isaac Simは、ロボティクス研究・開発向けの高精度な物理ベースシミュレーションプラットフォーム。ROS2との統合、AIトレーニング用の合成データ生成、LiDAR・RGBカメラ・IMUなどのセンサーモデルの搭載により、現実世界に近い環境でのロボット動作検証が可能。NVIDIA Omniverse上で動作し、複雑な環境構築やマルチロボットシミュレーションにも対応。自律移動、マニピュレーション、SLAM、強化学習などの研究に最適。

参考:NVIDIA Isaac Sim – ロボティクス向け物理ベースシミュレーションプラットフォーム

参考:GitHub – Isaac Sim: NVIDIAのロボティクスシミュレーション環境

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