OpenFOAM向けワークステーション ハイエンド構成


お客様より、OpenFOAMを用いた流体シミュレーションや、Fortranによる数値計算の高速化に関するご相談をいただきました。
現在ご使用中の Core i9+64GBメモリ環境では計算時間が長く、より多くのコア数と広いメモリ帯域を備えたCPUをご希望です。
また、将来的な解析規模の拡大も見据え、大容量メモリや拡張性に余裕を持たせたシステム構成をご要望です。

ご相談いただいた内容を踏まえ、弊社からは下記の構成をご提案しました。
本構成は、予算120万円帯で大規模解析まで見据えたハイエンド構成です。
コストを抑えた構成をご希望の際には、事例No. PC-TTNN255047をご覧ください。

CPU AMD Ryzen Threadripper 9960X 4.20GHz (boost 5.4GHz) 24C/48T
メモリ 合計128GB DDR5 6400 REG ECC 32GB x 4
ストレージ 1TB SSD M.2 NVMe Gen4
ビデオ NVIDIA RTX A400 4GB (MiniDisplayPort x4)
ネットワーク on board (2.5GbE x1 10GBase-T x1) Wi-Fi
筐体+電源 ミドルタワー 1000W 80PLUS PLATINUM
OS Ubuntu 22.04

CPUについて

事例No. PC-TTNN255047よりもさらに高い並列計算性能を求める用途に向けて、24コア/48スレッドのThreadripper 9960Xを選択しました。
Ryzen 9構成よりも計算スループットが大きく、大規模なケースや多量の前後処理を伴う研究でも高速化が期待できます。

メモリと信頼性

128GB構成はミドルレンジと同様ですが、こちらはREG ECCメモリを採用しており、長時間ジョブの信頼性が向上します。
大規模CFD解析において重要となる安定性を重視した構成です。

プラットフォームと拡張性

TRX50プラットフォームはPCIeレーンが豊富で、将来のGPU増設や高速ストレージの追加に大きな余裕があります。研究規模が拡大した際の拡張性を重視したい場合に有利です。

ストレージ・GPU・OS

ストレージは1TB NVMe SSDを採用し、大容量ケースデータの処理でも高速に動作します。
GPUは描画用途のRTX A400を搭載し、CPU中心の計算環境を維持しています。
OSはUbuntu 22.04をご希望どおり導入しています。


テガラのオーダーメイドPC製作サービスは、導入時の用途に加え、将来的な研究規模の拡大を見据えたシステムの拡張にも対応しています。
各種ソフトウェア要件に応じた構成のご提案はもちろん、研究環境全体の構築に関するご相談も承っています。
お客様のニーズに合わせて最適なソリューションをご提供しますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

キーワード

・OpenFOAMとは
OpenFOAMは、計算流体力学(CFD)のためのオープンソースソフトウェアであり、C++で実装された連続体力学向け数値ソルバーおよび前処理・後処理ユーティリティ群から構成されるツールボックス。流体流れや熱輸送などの現象を数値的に解析するための豊富なライブラリとアプリケーションを備え、工学や科学分野の研究・開発で広く利用されている。質量分析、ペプチド同定、グリコペプチド解析などを扱う研究領域においても、実験・装置設計のシミュレーション基盤としてCFDツールを検討する際に有用となる。

参考:OpenFOAM – Free, open source CFD software

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