
DFT法 (密度汎関数法)を用いた固体の電子構造計算プログラムパッケージ「WIEN2k」を用いて、バンド構造計算を行うことを想定した構成例です。
事例No.PC-9134A2をベースに、現行世代のパーツを採用しました。
CPU | Intel Core Ultra 7 265 2.40GHz(8C/8T)+1.80GHz(12C/12T)TB最大5.30GHz |
メモリ | 合計32GB DDR5 6400 16GB x 2 |
ストレージ1 | 1TB SSD S-ATA |
ビデオ | NVIDIA RTX A400 4GB (MiniDisplayPort x 4) |
ネットワーク | on board (2.5GBase-T x1) Wi-Fi 6E,Bluetooth |
筐体+電源 | ミニタワー型筐体 550W 80PLUS BRONZE |
OS | Ubuntu 24.04 |
本構成は、エントリーモデルとしてのスペック例であり、WIEN2kにおける最小スペックという考え方で構成としています。
WIEN2kの利用では、「CPU:Core i7 or i9、メモリ:32GB」が1つの基準となりますので、それにあわせた構成例です。
本構成は、比較的小規模の結晶で、SCF計算後に電子密度計算等のWIEN2kのパッケージに含まれている物性計算を行うことを想定しています。
単位格子の中に多種の元素を含む結晶、supercell等の構成も問題なく計算できますが、この構成では計算コストが高い (時間が掛かる) 場合があります。
より専門性の高い構成は、以下の事例をご覧ください。
PC-TW2M253195 WIEN2k用マシン スタンダードモデル (2025年6月版)
PC-TS2M253196 WIEN2k用マシン おすすめモデル (2025年6月版)
WIEN2kの詳細は、こちらをご参照ください。
テガラからのご案内
弊社では、お手元にマシンが届いてすぐにWIEN2Kを使えるよう、セットアップしたパッケージモデルをご用意しています。
このパッケージでは、WIEN2kをワークステーション本体にインストールした状態で納品いたします。
w2webによるGUI操作や、結晶構造可視化ソフト(XCrySDen)も使用可能な状態です。
さらに、弊社PCへのセットアップを実施されたお客様がクイックスタートできるよう、WIEN2k日本語マニュアルもご利用いただけます。
セットアップ済みパッケージモデルの詳細は、下記リンクよりご覧ください。
また、WIEN2kライセンスのみをご希望の方は、下記のユニポスサイトにてご注文いただけます。
ご予算や研究環境に応じたカスタマイズにつきましても、お気軽にご相談ください。
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