
事例No. PC-25000268をご覧のお客様より、ナノポアのシーケンスデータ解析と機械学習の双方に対応するワークステーションをご相談いただきました。
エピジェネティクス解析やde novoアセンブリ、RNA-Seq解析、メタゲノム解析などの処理を予定されており、以下のようなソフトウェアをご利用予定です。
- 汎用解析・ML基盤:Samtools、XGBoost、LightGBM
- ゲノムアセンブリ・評価:SPAdes・BUSCO・Prodigal・FastANI・GTDB-Tk
- ナノポアベースコール:Guppy・Dorado・Remora・DeepMod2
また、OSはUbuntuで、ご予算350万円前後での提案をご希望です。
ご連絡いただいた内容を踏まえて、弊社からは下記の構成をご提案しました。
| CPU | Intel Xeon W7-3565X 2.50GHz (TB3.0時 最大4.8GHz) 32C/64T |
| メモリ | 合計512GB DDR5 5600 REG ECC 64GB x 8 |
| ストレージ1 | 4TB SSD M.2 NVMe Gen5 |
| ストレージ2 | 24TB HDD S-ATA |
| ビデオ | NVIDIA RTX PRO5000 48GB |
| ネットワーク | on board (1GbE x1 /10GbE x1) |
| 筐体+電源 | ミドルタワー筐体 1500W 80PLUS PLATINUM |
| OS | Ubuntu 24.04 |
機械学習を見据えたバランス強化構成
本構成は「事例No. PC-25000268をグレードアップしつつ、機械学習にも対応できる汎用性」を重視した案としてご案内しました。Xeon W プロセッサと512GBメモリを組み合わせ、シーケンス解析に必要なスループットと、機械学習処理に必要な演算性能の両立を図っています。
システム要件を基準に最適化した構成は、事例No.PC-TE1J254011をご覧ください。
CPUについて
Intel Xeon W7-3565X (32コア) は高クロックで単一タスク性能に優れ、ツールによって負荷特性が分かれるゲノム解析と機械学習処理の双方に適した選択です。計算処理の一部がCPU性能に依存するソフトウェア環境に向いています。
GPUの選定について
本構成では、機械学習の活用を見据え、GPUを搭載しています。
シーケンス解析のワークフローではCPU主導の処理が多い一方、機械学習を取り入れる研究ではGPUの存在が大きな効果を発揮するため、研究の幅を広げる観点からもGPU追加を採用しました。
Doradoについては、GPUアクセラレーションを利用する際に倍精度演算を前提としたハイエンドGPUが例示されています。
そこで今回は、Doradoの高精度GPU要件をそのまま満たす構成ではなく、機械学習を中心に幅広い研究用途へ柔軟に対応できる現実的かつ効果的な選択肢として、RTXシリーズを採用した構成としました。
RTXシリーズは深層学習フレームワークとの相性もよく、多様な研究タスクに対応しやすい点が特長です。今後の拡張やワークフローの進化にも柔軟に応えられる構成となっています。
参考情報:Benchmarking the Oxford Nanopore Technologies basecallers on AWS
拡張性について
大型のミドルタワー筐体を採用することで、将来的なストレージ増設やGPUの追加にも柔軟に対応できます。研究用途の変化に合わせて活用範囲を広げやすい点が特長です。
テガラのオーダーメイドPC製作サービスは、導入時の用途に加え、将来的な研究規模の拡大を見据えたシステムの拡張にも対応しています。
各種ソフトウェア要件に応じた構成のご提案はもちろん、研究環境全体の構築に関するご相談も承っています。
お客様のニーズに合わせて最適なソリューションをご提供しますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
キーワード・Samtoolsとは ・XGBoostとは
・LightGBMとは ・SPAdesとは ・BUSCOとは ・Prodigalとは |

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