Stata用ワークステーション:予算200万円 (2025年10月版)

医療アクセスに関する研究に取り組まれているお客様より、事例No.PC-11075をご覧の上、ワークステーション導入のご相談をいただきました。
広域ネットワーク解析や空間統計解析に対応する構成を希望されており、使用予定ソフトは STATA、ArcGIS Pro、SPSS。
OS は Windows と Ubuntu 22.04 のデュアルブート構成で、予算は200万円前後を想定されています。

参考:事例No.PC-11075 GIS x ビッグデータ処理用マシン

CPU Intel Xeon W7-2575X 3.00GHz (TB3.0時 最大4.8GHz) 22C/44T
メモリ 合計256GB DDR5 5600 REG ECC 64GB x 4
ストレージ 2TB SSD M.2 NVMe Gen4 x2枚構成
ビデオ NVIDIA RTX PRO4500 32GB
ネットワーク on board (2.5GbE x1 /10GbE x1)
筐体+電源 ミドルタワー筐体 1000W 80PLUS PLATINUM
OS Microsoft Windows 11 Professional 64bit
その他 2年センドバック保証
Ubuntu 22.04 デュアルブート設定

処理負荷の高い空間統計解析やネットワーク解析に対応するため、性能と拡張性のバランスを重視した構成をご提案しました。

CPUについて

Intel Xeon W7-2575X (22コア44スレッド) を採用し、並列処理やPythonによる解析にも対応可能です。

メモリとストレージ構成

256GBのECC DDR5メモリを搭載し、ArcGIS Proでの大規模地図データ処理やSPSSの多変量解析にも対応しています。
ストレージは2TB SSD (NVMe Gen4) を2枚組み込み、高速な読み書きが可能です。

GPUの選定について

NVIDIA RTX PRO4500 (32GB) を選定。ArcGIS Proの3D解析やGPU加速処理に対応し、研究用途にも十分な性能を発揮します。

拡張性と保証

拡張スロットを複数搭載し、将来的なGPU追加やストレージ増設にも対応可能です。
保証期間は、通常の保証期間に加え、1年間延長し、合計2年間のセンドバック保証です。

このような分野で活躍されている方へ

  • 医学
  • 地理情報科学
  • 社会疫学

テガラのオーダーメイドPC製作サービスは、導入時の用途に加え、将来的な研究規模の拡大を見据えたシステムの拡張にも対応しています。
各種ソフトウェア要件に応じた構成のご提案はもちろん、研究環境全体の構築に関するご相談も承っています。
お客様のニーズに合わせて最適なソリューションをご提供しますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

キーワード

・Stataとは
Stataは、データ分析やデータ管理、図表生成などの機能を備えた総合統計ソフトウェアパッケージ。
マウスによるGUI操作に加え、強力かつ直感的なコマンドシンタックスでの実行も可能で、使いやすくかつ高速で正確なのが特徴。

参考:The R Project for Statistical Computing※外部サイトに飛びます

・ArcGIS Proとは
ArcGIS Proは、地理情報システム(GIS)解析に特化したEsri社の次世代デスクトップアプリケーション。空間解析、3Dマッピング、地図編集、データ可視化など多彩な機能を備え、都市計画、防災、環境モニタリング、交通解析など幅広い分野で活用されている。PythonスクリプトやArcPyによる自動化、クラウド連携、リアルタイムデータ処理にも対応しており、研究者・技術者にとって強力なGISツールとなっている。

参考:ArcGIS Pro – システム要件(Esri公式サイト)

・SPSSとは
SPSS(Statistical Package for the Social Sciences)は、IBMが提供する統計解析ソフトウェアで、社会科学、医療、マーケティング、教育など多様な分野で活用されている。回帰分析、因子分析、分散分析、クラスタリング、ロジスティック回帰などの高度な統計手法に対応し、GUIベースで直感的な操作が可能。大規模データの処理やアンケート分析、予測モデリングにも適しており、研究者・データアナリストにとって信頼性の高い解析ツールである。PythonやRとの連携にも対応し、柔軟なカスタマイズが可能。

参考:IBM SPSS – 統計解析ソフトウェア(公式サイト)

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